ゲームサーバーを立ててみたいけど何からやればいいんだろう?
僕にもゲームサーバーを立てられるか不安
仲間内でPCゲームで遊びたい、自身でスト鯖を立てようと思ってもすぐにこんな悩みにたどり着きますよね。
1年間以上スト鯖運営を継続し、現在も50名近く参加するスト鯖企画を運営する私「さくる」も初めてゲームサーバーを立てたときは、この葛藤から抜けるのに1ヶ月以上かかった経験があります。しかし、いざ勇気を振り絞ってサーバーを立ててみると、意外とゲームサーバーを立てるのは簡単で1日もしないうちにゲームを開始できました。
今思うと、このような無駄な時間を生んでしまったのは、ゲームサーバーに関する知識をあまり持っていなかったこと感じています。
この記事では、ゲームサーバーを立てる上で事前に知っておくべきことを紹介しますので、ゲームサーバー構築に関する不安を少しでも取り除き、一歩踏み出すきっかけになればと思います。
ゲームサーバーは「友達と一緒に遊ぶ場所」
そもそもゲームサーバーとは一体何でしょう?
サーバーといわれると急に難しく感じますよね。
でも実は簡単で、ゲームサーバーは「友達と一緒に遊ぶ場所」を指します。
例えば「友達と一緒に遊ぶ場所」の代表格、公園を思い浮かべてください。
公園には遊具やベンチが設置され、それを使いたい人が自由に来て利用します。
ゲームサーバーもこれと同じで、ゲームを遊びたい人たちが遊びにくる場所となります。
ゲームサーバーというと小難しく感じるかと思いますが、これがすべてです。
このさき、ゲームサーバーを構築すると次のような難しい話が出てきますが、次のように置き換えて考えてみてください。
- ゲームタイトルをどれにするか→遊び場に設置する遊具は何にするか
- サーバースペックはどれにするか→どのぐらいの広さの遊び場を用意するか
- 通信速度・クライアントPCスペック→遊ぶ人の身体能力
ゲームサーバーを立てるメリットとは?
ゲームサーバーが何者かを理解いただけたと思うので、次にゲームサーバーを立てるメリットを紹介します。
好きな時にだれでも入れる
ゲームサーバーは「遊ぶ場所」なので、(参加許可されている方に限り)いつでもサーバーに接続して遊ぶことができます。これは当たり前のように聞こえますが、実はこれがサーバーの最も大きなメリットです。サーバーを利用せず友達とゲームする場合、自身と友達、それぞれのPC・コンソールが独立したサーバーとなり、データのやり取りを行ってゲームをプレイする形となります。普段の生活で例えると、固定電話で会話する形ですね。
この場合、当たり前ですが、相手がいないとゲームを遊ぶことができません。しかし、サーバーを用意することで、だれでもサーバーにアクセスして遊ぶことができるのです。「先にワールドに入ってるね」「今日は〇〇ちゃん遊べないからこの作業を進めておくね」みたいなことができるということになります。
ゲームを自由にカスタマイズできる
サーバーを持っているということは、自身でゲーム世界を保持・管理していることになります。自分の管理するゲーム世界なのでそれを自由に改変することももちろんOKです。ゲームごとに用意されている簡単な設定変更はもちろんのこと、ゲームによってはMods、プラグインといったものがあり、ゲームシステムに干渉して面白いゲームシステムに変更することも可能です。無料で提供されているMods、プラグインも多いので、ゲームタイトル1つ購入するだけで色々なゲームを友達と遊ぶことができます。
ゲームサーバー構築に関して誤解されがち
メリットは理解できたが、実際にゲームサーバーを構築するにはまだ不安があることでしょう。次に、サーバー構築をするにあたり感じる疑問や誤解を説明していきます。
ゲームサーバーは高いと思われがち(工夫で安くできる)
ゲームサーバーというとかなり高いイメージをお持ちかと思います。確かにこのイメージは正しいです。10人程度のプレイヤーでどんなゲームでも遊べるスペックのサーバーを借りようとすると、月額4000円程度の費用が掛かります。
確かにこの値段は高い。
ですが、よく考えてみてください。このサーバーは10人程度まで遊べます。つまり、全員でお金をだしうことができれば、1人あたり月額400円で済むことになります。これであれば、スマホアプリの1つ程度なので、割と気楽に手を出すことが可能かと思います。ぜひ一緒にプレイする仲間と協力してサーバーを借りてみてはいかがでしょうか。
また、「ゲームサーバーを立てるメリット」でもお伝えした通り、Mods・プラグインを入れることで違ったゲームシステムの遊び方を楽しめます。4000円は1ゲームタイトルを購入できるか否かという金額。1つのゲームタイトルをMods・プラグインを使ったりサーバーで友達と遊ぶなどして、最大限楽しむことができれば、この4000円は大した金額ではないのではないでしょうか。
ゲームサーバー構築は難しく思われがち(マウス操作とコピペだけで構築可能できるものもある)
「サーバー構築難しそう」と不安になる方がほとんどだと思いますが、実は、PCが苦手な方でもゲームサーバーを構築することができます。「レンタルサーバーを利用する」「レンタルサーバーにゲームタイトルのイメージ(テンプレート)」が用意されていることが前提となりますが、この条件を満たすレンタルサーバー・ゲームタイトルであれば、ほとんどマウス操作とコピペ作業だけでサーバーを構築することができます。
初めてゲームサーバーを立てるならレンタルサーバー一択!
次に、実際に、ゲームサーバーを立てることを念頭に置いて、サーバーの立て方の種類を見ていきましょう。
ゲームサーバーの種類は大きく3種類
ゲームサーバーには大きく3つの種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので理解しましょう。
Steamサーバー
Steamサーバーとは、SteamユーザーがマルチプレイができるようにSteam公式が運営しているサーバーとなっています。
このサーバーの良い点は「初期費用・運用費」「サーバー設定が簡単」という点です。
基本的にはサーバー運用は月数千円するのは当たり前なので、これが無料なのは、かなり魅力的ですよね。
また、Steamのフレンド招待機能を使って友達を招待するので、マルチプレイ設定はかなり簡単です。
しかし、その分様々な制約があります。
- ホストPCがサーバーを担うため、ホストPCのスペックが高い必要がある
- ホストがプレイしている時しか他の人はゲームをプレイできない
- Steamゲームでしかマルチプレイできないので、他のハード・プラットフォームとクロスプレイができない
- ゲーム内設定(ワールドの細かい設定など)ができないものがある
これらの制約のもとプレイできる・条件をのみ込めるということであれば、このサーバーを利用するとよいでしょう。
マルチプレイ設定難易度 | ゲーム内設定 | 初期費用 | 運用費(月額) |
---|---|---|---|
低 | △ | 無料 | 無料 |
プレイ可能時間 | セーブデータ保存先 | サーバー負荷先 |
---|---|---|
ホストがゲームしている時間 | ホストのPC | ホストのPC |
その他特徴 |
---|
・Steamのゲームのみしかプレイできない ・まれに混雑やサーバーエラーでプレイできないときがある |
Steamサーバーの特徴をまとめたものが下記になります。
Steamサーバーとは、SteamユーザーがマルチプレイができるようにSteam公式が運営しているサーバーとなっています。
このサーバーの良い点は「初期費用・運用費」「サーバー設定が簡単」という点です。
基本的にはサーバー運用は月数千円するのは当たり前なので、これが無料なのは、かなり魅力的ですよね。
また、Steamのフレンド招待機能を使って友達を招待するので、マルチプレイ設定はかなり簡単です。
しかし、その分様々な制約があります。
- ホストPCがサーバーを担うため、ホストPCのスペックが高い必要がある
- ホストがプレイしている時しか他の人はゲームをプレイできない
- Steamゲームでしかマルチプレイできないので、他のハード・プラットフォームとクロスプレイができない
- ゲーム内設定(ワールドの細かい設定など)ができないものがある
これらの制約のもとプレイできる・条件をのみ込めるということであれば、このサーバーを利用するとよいでしょう。
マルチプレイ設定難易度 | ゲーム内設定 | 初期費用 | 運用費(月額) |
---|---|---|---|
低 | △ | 無料 | 無料 |
プレイ可能時間 | セーブデータ保存先 | サーバー負荷先 |
---|---|---|
ホストがゲームしている時間 | ホストのPC | ホストのPC |
その他特徴 |
---|
・Steamのゲームのみしかプレイできない ・まれに混雑やサーバーエラーでプレイできないときがある |
自作サーバー
自作サーバーはご自身でPCを購入してサーバーを構築する方法です。
これは、自身ですべてを設定するので、他のサーバーと比べて自由度は一番高いです。
ただし、すべてを自身で準備する必要があるので、「費用がかかる」「時間がかかる」「専門的な知識が必要」などかなりハードルが高いものとなります。
なので、自作サーバーとなりうるPCを持っていて、サーバー構築の専門知識を持っている方のみオススメな方法と言えます。
マルチプレイ設定難易度 | ゲーム内設定 | 初期費用 | 運用費(月額) |
---|---|---|---|
高 | 〇 | 数万円 | 数千~数万円 |
プレイ可能時間 | セーブデータ保存先 | サーバー負荷先 |
---|---|---|
24時間 | サーバー | サーバー |
その他特徴 |
---|
・サーバー構築が必要なので難易度が高い |
レンタルサーバー(VPSサーバー)
各企業が提供しているサーバーで、企業側で管理しているサーバーにアクセスしていろいろ操作できます。
このサーバーと自作サーバーとの大きな違いは、最低限必要なサーバー設定を実施した状態で利用できることです。
OSなどインストールしたいソフトがあれば、それを選択するだけでインストールされた状態のサーバーを作成されますし、セキュリティー・ネットワーク設定も一通りされている状態となります。
また、ゲーム内設定も可能になっているので、ゲームを最大限遊ぶという点においてできないことはありません。
ただし、サーバーによってスペックが変わってきますので、ものによってはできないゲームがあったり、設定が複雑だったりします。そこは本ブログでやり方を紹介しておりますので、参考に設定いただければと思います。
マルチプレイ設定難易度 | ゲーム内設定 | 初期費用 | 運用費(月額) |
---|---|---|---|
中 | 〇 | 0円~数千円 | 数千円 |
プレイ可能時間 | セーブデータ保存先 | サーバー負荷先 |
---|---|---|
24時間 | サーバー | サーバー |
その他特徴 |
---|
・サーバー作成時にゲーム設定も合わせて実施できるテンプレートを利用すると、マルチプレイ設定はより簡単になる |
簡単・安全に始めるならレンタルサーバーがおすすめ
サーバーの特徴を踏まえると、各サーバーは次のような制約があります。
- Steamサーバー
-
・一緒に遊ぶ仲間が皆Steamのゲームソフトを持ってる必要がある
・ホストのPCスペックが高い必要がある
・ホストが一緒にやる時のみゲームができる
・まれにエラーや混雑で接続できないことがある - 自作サーバー
-
・ゲームサーバーとして使えるPCを持っている
・サーバー構築・ネットワーク・セキュリティの知識に詳しい人がいる
・構築する時間が必要
・固定IPや通信料など費用がかかる - レンタルサーバー
-
・運用に月数千円の費用が掛かる
これらのことから、Steamは無料だけど制約が厳しい、自作サーバーはPCと知識と時間がないとそもそも準備できないとなっています。
これに対して、レンタルサーバーは毎月数千円の費用が掛かるというデメリットはあるにせよ、それ以外は特にこれといった制約はありません。
数千円の費用であれば、一緒にプレイする仲間内で割り勘すれば1人当たり月数百円の出費に抑えることも可能です。
サーバーを安定運用しつつ、ゲームを最大限遊ぶのであれば、レンタルサーバーを利用するのがベストといえます。
まずはサーバーを立てたいゲームを見つけましょう!
いかがでしたでしょうか。
ゲームサーバー構築となると色々不安がでるのは当然です。
しかし、やり方さえわかれば意外と気軽に開始できるのがレンタルサーバーです。
もしゲームサーバーを立てて友達とプレイしたいという気持ちがあるのであれば、悩んでいる時間がもったいないです。
下記にて、ゲームサーバーが立てられるゲームタイトル一覧と実際の立て方を紹介しておりますので、まずは、こちらをご覧いただき、候補を探してみてはいかがでしょうか。