ゲームサーバーとして使えるレンタルサーバーに「KAGOYA CLOUD VPS」があります。
このサーバーは次のような方にオススメです。
・すぐにオンラインマルチプレイをしたいという方
・プレイ頻度が少ないので、極力運用費を抑えたい方
この記事では、この「KAGOYA CLOUD VPS」の特徴に加えて、上記の方に合わせた運用方法を紹介しますので、興味のある方は、ぜひご覧ください。
サーバー料金(日額)
KAGOYA CLOUD VPSの料金形態(支払い方法)は日額課金となっています。
具体的な支払い料金は次の通りとなっています。
※ストレージは基本的にゲームサーバーとして利用するときは50GB以上は必要で100GBあれば安心なので、この間のプランを記載しております。
プラン名 | メモリ | CPU | ストレージ | 料金(最大月額) |
---|---|---|---|---|
2GBプラン | 2GB | 3コア | SSD50GB | 40円/日(1,100円/月) |
4GBプラン | 4GB | 4コア | SSD80GB | 59円/日(1,650円/月) |
8GBプラン | 8GB | 8コア | SSD100GB | 256円/日(7,150円/月) |
16GBプラン | 16GB | 10コア | SSD100GB | 511円/日(14,300円/月) |
KAGOYA CLOUD VPSの特徴(メリット・デメリット)
KAGOYA CLOUD VPSを利用する上で特筆すべき特徴を紹介します。
良い点
日額支払いでコストを抑えられる
基本的にサーバーとは24時間稼働していることが前提なので、多くのレンタルサーバーは月額支払いとなっています。
しかし、このKAGOYA CLOUDはサーバー(インスタンス)が存在している日数だけ費用が発生します。
そのため、未使用時にサーバーを削除しておけば費用が発生せず、コストを最小限に抑えられます。
1サーバーで複数ゲームのサーバーを管理できる
KAGOYA CLOUD VPSはサーバー作成時に合わせてゲームサーバー設定できるテンプレートがありますが、そのゲームタイトルの種類は2つと少ないです。しかし、「Ubuntu」というOSを利用していることもあり、コンソール画面を使ってゲームサーバーの設定ができるゲームタイトルが多くあります。テンプレートは1サーバー1つしか適応することができないのに対して、コンソール画面を使って設定した場合は1サーバーに複数ゲームタイトルの環境を構築することができるので、管理がしやすくなります。
悪い点
1つ1つの処理が遅い(個人的な印象)
サーバーの作成や削除、バックアップの作成などひとつひとつの処理が遅い印象です。
「日額支払いでコストを抑えられる」という利点を最大限活用すると考えると、プレイする時間以外サーバーを削除するために、マルチプレイした日は1日に1回サーバーの削除・作成・バックアップを行います。
しかし、私がKAGOYA CCLOUD VPSを利用して感じた各処理時間は、次の通りで、正直かなりのストレスでした。
- サーバー作成 → 10~15分程度
- バックアップ → 15~30分程度
- 削除 → 3分程度
※上記はメモリー4GBプランを利用したときの処理時間です。
ConoHa for VPSではサーバー作成と削除は3分程度、バックアップも10分もあれば完了する感じでしたので、少々この処理時間の遅さは運用を考えると懸念点となります。
テンプレートの種類が少ない
KAGOYA CLOUD VPSはサーバー作成時に合わせてゲームサーバー設定できるテンプレートがありますが、そのゲームタイトルは2つと少ないです。「ARK: Survival Evolved」と「マインクラフト(Java版)」のみなので、そのほかのゲームをやりたい場合は、コンソール画面を使ってサーバー設定を行う必要があります。
バックアップに費用がかかる
セーブデータやサーバー設定を保存するためにバックアップ(イメージ)を作成することがあるのですが、このバックアップは無料ではなく10GBごとに4.4円/日が必要となります。他のサーバーでは〇GBまで無料というものもありますし、この後紹介するオススメの運用方法でもこのバックアップを使うので、かなり痛手と言えます。。
オススメの運用方法(即時サーバー作成・未使用時サーバー)
特徴を紹介したところで、さくるがこの特徴を活かした最良の運用方法について紹介します。
オススメの運用方法の概要
その運用方法とは、次の運用方法です。
・初回はテンプレートを利用してすぐにマルチプレイ開始(テンプレートがなければコンソールで設定)
・マルチプレイをしていないときはサーバーを削除して費用削減
これらの運用方法の概要を紹介します。
初回はテンプレートを利用してすぐにマルチプレイ開始
初めてマルチプレイをするときは、テンプレートを使用してサーバーを新規作成しましょう。テンプレートを使用することで、複雑なサーバー設定が不要となるので、早ければ15分以内にマルチプレイを開始できます。
ただし、テンプレートに存在しないゲームの場合はコンソール画面からサーバー設定をする必要があるのでこちらからゲームタイトルを探して設定してみてください。
マルチプレイをしていないときはサーバーを削除して費用削減
KAGOYA CLOUD VPSの「日額支払い」という特徴を使って、不要な時にサーバーを削除しておくことで、費用を最小限にすることができます。
運用の流れとしては、次のようになり、これにより普段マルチプレイをしていない間は費用が発生しなくなります。
- マルチプレイをし終わったら、バックアップ(イメージ)を残して、サーバー(インスタンス)を削除する
- 次回マルチプレイするときは、このバックアップを使ってサーバーを建て直してマルチプレイを開始する。(バックアップが10GBごとに4.4円/日の費用が掛かるのでバックアップ作成後に容量を確認しましょう。)
具体的な操作手順は別途記事で紹介
具体的な操作手順については、下記記事で紹介しております。
KAGOYA CLOUD VPSを利用したことのある方であれば、上記の概要のみで運用できると思いますが、初めての方はサーバーを削除したと思っていたけど、できていなかったというようなことがあり得るので、必ず、こちらの手順に沿って操作してください。
テンプレート紹介
最後にConoHa for GAMEで用意されているテンプレートのゲームタイトルを紹介していきます。
テンプレートがあれば短時間でマルチプレイを開始できるので、やりたいゲームタイトルがあるかご確認ください。
ARK: Survival Evolved
恐竜サバイバルのオープンワールドゲームです。
恐竜がはびこる島で生き残っていくゲームで、建築や恐竜との戦闘はもちろんのこと、恐竜をテイムして飼うこともできるという、自由度の高いゲームとなっています。
集中すると、あっという間に時間が過ぎてしまうので、気を付けてください。
※具体的なマルチプレイ設定手順は下記をご覧ください。
マインクラフト(Java版)
もはや説明不要なほど有名なサンドボックス型のサバイバルクラフトゲームです。
このゲームの魅力は何といっても自由度の高さ。
立方体のブロックでできた広大な世界で、建築や冒険、クラフト、ボス戦など様々なこととを楽しめます。
加えて、プレイヤー自身がプログラミングやコマンドを使って様々なゲームを作ることが可能となっているため、それをダウンロードすれば、遊び方は無限大です。
※具体的なマルチプレイ設定手順は下記をご覧ください。
テンプレート無しでプレイ可能
テンプレートを利用せず、コンソール画面から操作して設定することで、マルチプレイが可能なことを確認したゲームを紹介します。具体的な設定手順もまとめております。テンプレートがよういされているタイトルでも、コンソールで環境を整えることで「マインクラフト」のテンプレートを適応したサーバーに「ARK」の環境を構築するといった、複数の環境を1サーバーで管理することも可能なので、興味のある方はご覧ください。
7 Days to Die
ゾンビサバイバルのオープンワールドゲームです。
7日間に1晩、ブラッドムーンと呼ばれる赤い月が昇り、ゾンビが大量発生してプレイヤーを襲います。これに対処するために、日々、拠点を築いたり、罠を設置したり、武器をゲットしたりとやることがいっぱいなので、メンバーで役割分担して準備していきくというゲームとなっています。
このゲームの最大の魅力はもちろん「ブラッドムーンのゾンビ大量発生」。みんなで協力して拠点を守る楽しさはもちろんですが、拠点が崩壊したときのカオスさも楽しみの一つです。本来辛いリスキルですらハイになって笑ってしまうことも・・・。。
このゲームは2013年に早期アクセスが開始された、オープンワールドゲームとしては比較的古いので、スペックが多少低くてもプレイできますしMacにも対応しているので、気軽に友達を誘ってみてください。
※具体的なマルチプレイ設定手順は下記をご覧ください。
ARK: Survival Evolved
前項でも紹介した、恐竜サバイバルのオープンワールドゲームです。
テンプレートも用意されていますが、コンソール画面でも環境を構築することが可能となっています。
※具体的なマルチプレイ設定手順は下記をご覧ください。
テンプレート無しでのプレイを断念
テンプレートを利用せず、コンソール画面から操作して設定を試みたが、うまくいかなかったゲームを紹介します。実際に試みて断念した理由も紹介しておりますので、もし、どうしてもやってみたいから挑戦したいという方はご覧ください。
Rust
マルチプレイに特化しているオープンサバイバルゲームです。
特にこれと言ってシナリオはなく、「生きる」ことが目的のゲームとなってます。
100人同時接続可能なので、参加型ゲーム実況をして視聴者と交流するもよし、ミッションやカジノでお金稼ぎするもよし、PvPするもよしです。
時間経過でゲームプレイが難しくなるというものではないので、気軽にサーバーを公開してマルチプレイできるゲームでもあります。
※具体的に試した手順は下記をご覧ください。
Valheim
北欧のような世界が舞台の協力型マルチプレイサバイバルゲームです。
北欧の世界ということから、森林や雪山などの自然豊かな世界・剣や鎧(アーマー)といった装備だったりとRPGの世界をほうふつとさせるグラフィックが楽しめます。
また、船を作ることで島の外まで出られるというワクワクが止まらないゲームとなっているので、仲間とともに大海原に出かけましょう!
※具体的に試した手順は下記をご覧ください。
契約してみよう
以上がKAGOYA CLOUD VPSの紹介となります。
もし、この記事を読んでKAGOYA CLOUD VPSでゲームサーバーを建てたいと感じていただけたのならば、下記記事で具体的な契約方法・サーバーの作成方法を紹介しておりますので、こちらを参考に契約してみてください。