Core Keeperのサーバーを立てたいけど、その一歩が踏み出せない。。
あなた自身が一番わかっているかと思いますが、こんな時間はもったいないです!
こんな強めに言っていますが、かくいう私も1年前ゲームサーバーを立てようと思い立ちましたが、契約までに約1ヶ月も時間をかけてしまいました。
ゲーム実況を初めて半年、視聴者の定着も難しく引退を検討していたそのころ、最後の苦肉の策として、サーバーを立てて視聴者参加型のゲーム実況をすることを検討。しかし、実際に実行しようと思っても、費用は高いのではないか、どのサーバーを選べばよいのか、自分にサーバー構築できるのかなど不安に悩まされる日々。
申し込み手続きを進めては最後の「確定」ボタンを押せずという動作を何度も繰り返したことか…。。
そして1ヶ月が経過したころ、優柔不断な自分に嫌気がさし、勢いで「確定」ボタンをクリック。やっとのこと参加型ゲーム実況の第一歩を踏み出しました。(ちなみに、その後、四苦八苦しながらもなんとかゲームサーバーを構築して、サーバー契約してから1週間後参加型ゲーム実況を開始することができました。)
1ヶ月も悩むというのは極端ではありますが、長時間悩むのはもったいないですよね?皆さんはこんな同じように時間を無駄にしてほしくない!という思いで本記事を作成しました。
これを読んでそのまま実行していただければ、ゲームサーバーの契約・構築に対して持っている漠然とした不安が取り除かれるはず。そして、すぐにゲームを初めて大切な仲間との楽しい時間を過ごすことができます。
いまだに新しいゲームタイトルのサーバー構築を構築するときは、2時間準備が必要のことが多いですが、道筋さえ見えてしまえば、30分程度でサーバー構築できるものがほとんどです。(Core Keeperは契約からサーバー構築まで30分程度で完了できました。)
本記事は、ゲームの紹介からサーバーを立てる利点、サーバーの選び方と構築手順と一連の流れをわかりやすくお伝えしていこうと思います。
Core Keeperのサーバーを立てたいけど迷っている方は、ぜひご覧いただき、友達との楽しいゲームの時間をエンジョイしましょう。
※本記事にあるレンタルサーバーのリンクから契約いただくと、サーバー構築相談サポートを受けられるので、興味のある方はぜひご利用ください。↓詳しくはこちら↓
「Core Keeper」とは?
まずはCore Keeperとは何なのかを紹介します。Core Keeperの商品概要と商品説明を記載しますので、まずはどんなゲームなのかをイメージしていただけると嬉しいです。
ゲーム概要
項目 | 説明 |
---|---|
ゲームタイトル | Core Keeper |
ジャンル | 採掘サンドボックスアドベンチャー |
価格 | 1,800円 |
開発元 | Pugstorm |
購入可能ゲームストア | Steam |
コンソール | PC |
同時プレイ可能人数 | 1~8人 |
発売日 | 2022年3月8日(現在早期アクセス中) |
日本語対応 | ○ |
Core Keeperの説明
Core Keeperは地下を自由に採掘していくゲームです。地下と言えば真っ暗で壁に囲まれた世界。
ぱっと見、窮屈な世界のように見えますが、実はスコップを使って壁を壊せば、自由に移動できます。
これを駆使して壮大な地下世界を冒険して、様々なボスを倒したり、建築したりと自由にアンダーグラウンドを楽しみましょう!
個人サーバーを立てる魅力とは?
「Core Keeper」では、サーバーがなくても個人でワールドを作成して、プレイすることは可能です。しかし、個人サーバーを設けることで遊びの幅が広がります。その例をいくつか紹介します。
誰もが自由にログインしてプレイできる
Core Keeperは自由度が高いゆえに、作業に時間がかかります。そんな時、参加メンバーが好きな時間にログインして遊べるようにしたいですよね。しかし、サーバーを作成しない場合、基本的にはホストのPCに他のメンバーが接続する形をとるので、ホストがプレイしていない時間は他の人もプレイすることができません。これに対し、サーバーを立てて稼働させておけば、メンバー全員が好きな時間に接続して遊べるようになります。
好きなマップでプレイできる
サーバーを使わずゲームをプレイすることはできますが、その場合はワールドの種類が既存のワールドから選ばなければなりません。誰かのサーバーに入って遊ぶ場合も、サーバー管理者が決めたマップでしか遊べません。これに対して、個人でサーバーを立てる場合はご自身でシード値やマップサイズを変更して、独自のマップでゲームプレイすることが可能となります。
管理者コマンドで一味違った設定を楽しめる
サーバー管理者のみが利用できる管理者コマンドを利用することができます。この管理者コマンドの種類は、サーバーの設定やワールドの設定など様々で、敵の強さを変えたり、イベントを発生させたりといろいろなことができ、次のような楽しみ方ができます。
- ゲームの敵が強いので、敵を弱くしたり自分を強くして難易度を下げる
- ゲームに慣れて物足りなさを感じたので、敵を強くしたり物資の発生率を下げて難易度を上げる
特に、CoreKeeperは設定変更できる項目が膨大で、ワールド設定はもちろんのこと、「釣り」「スポーン」「戦利品」など設定項目が細かく分かれており、オリジナルな設定が可能です。
サーバーを立てるなら安定・簡単なレンタルサーバーがオススメ
個人サーバーの魅力を知り、自身でサーバーを立ててみたいと感じていただけましたでしょうか?
もしそうであれば、実際に個人サーバーを立てるために、サーバー選びをしていきましょう。
まず、「サーバー選び」の第一歩としてはサーバーの種類の理解とその選択となります。サーバーにはサービス別で考えると数多くのサーバーが存在しますが、大きく分けると次の3種類となります。
- Steamサーバーを利用する
- レンタルサーバーを借りる
- 自作サーバーを立てる
これらの中で唯一完全無料でプレイできるサーバーは「Steamサーバーを利用する」です。これは、自身のゲームにSteamのフレンドを招待する形で一緒にプレイするというものになります。無料ということでかなり便利なのですが、次のようなデメリットがあります。
- ホストPC(招待元PC)がサーバー変わりとなるため、PCのスペックに余裕がないと、処理が重くなり満足にプレイできない
- サーバーとは言いつつも基本は自信のソロプレイに友達を誘う形となるので、「シード値でマップを変更する」「プラグインを入れる」などができない
- ホストPC(招待元PC)がゲームをプレイしている時しか他のプレイヤーは遊べない
意外と、制限が多いですよね。もし、これらの制限があっても問題ないという方であれば、Steamサーバーのご利用するとよいでしょう。
では、これらでは満足できないという方には、残りの「レンタルサーバーを借りる」「自作サーバーを立てる」のどちらかを利用する必要がありますが、どちらがよいのでしょうか?
これらの大きな違いは、その名の通り企業が運営しているサーバーを借りるか、自身で1からサーバーを構築・運用していくかとなります。これだけ聞くとどちらが良いかわかりにくいかもしれませんが、結論から言うと、オススメなのは「レンタルサーバー」です。
皆さんはレンタルサーバーを借りると、月数千円かかるから、自作サーバーが建てられるなら自宅サーバーを立てたいとお思いになる方もいるかもしれません。しかし実は、自作サーバーを立てるとなると、レンタルサーバーよりも多くの費用がかかってしまうんです。
初期費用 | 運用費(月額) |
---|---|
数万円 (サーバー代) | 数千~数万円 (通信料・固定IPアドレス代・ウィルス対策ソフトなど) |
加えて、自作サーバーを立てるためには、サーバー構築・セキュリティー設定・ネットワーク設定といった多くの知識が必要になりますし、サーバーの構築には多くの時間を要します。(慣れている方でも1日程度はかかると思います。)また、サーバーの管理も大変です。随時サーバーをアップデートしたり、問題が起きたらログを見て適切に対処しなければなりません。もし、初めの設定が不十分でウイルスなんて入ってしまったら目も当てられません。
このことから、ゲームサーバーを立てるのであればレンタルサーバーがオススメといえます!
オススメレンタルサーバー2選
次におすすめのレンタルサーバーを紹介します。
ただ、レンタルサーバーを選ぶ前に1点気を付けることがあります。それは、テンプレートがあるレンタルサーバーを見かけたことがない点です。RustやARKといったメジャーなオンラインマルチプレイゲームとなると、サーバー構築と合わせてゲームサーバーも合わせてくれるテンプレートというものが存在します。しかし、Core Keeperは人気ゲームではあるものの、テンプレートが用意されているサーバーを見かけたことがないため、ご自身でゲームサーバー構築を行わなければなりません。
その大前提を踏まえてオススメな2つのサーバーを紹介します。
初めてサーバー運用するなら「ConoHa VPS」
おすすめのサーバー1つ目は「ConoHa VPS」。
「ConoHa VPS」がおすすめの理由は「やめたくなったらすぐに支払いを止められるので気軽に始められる」という点です。
この世の中には、多くのサブスクリプションサービスがあり、そのほとんどが月額支払いとなっています。同じように、レンタルサーバーも多くが月額支払いです。しかし、「ConoHa VPS」では「時額支払い」という支払い形態が存在します。これは、サーバー(インスタンス)が存在している時間分支払いをすればOKというものになります。そのため、この「サーバー微妙だな?」「ゲームサーバー運用大変だからやめよう」と思ったらすぐに解約することができ、解約以降の支払いはしなくてよいです。なので、初めてレンタルサーバーでゲームサーバーを運用してみようという方にかなりおすすめです。(ちなみに、長期期間契約も存在します。そちらの方が月額費用は安くなるため、時額支払いで慣れてきたら、長期期間契約に契約変更するのがおすすめです。)
この理由から、「ConoHa VPS」は初めて「Core Keeper」のゲームサーバーを運用する方にはオススメのサーバーと言えます。
プラン名 | メモリ | CPU | ストレージ | 料金(最大月額) |
---|---|---|---|---|
4GBプラン | 4GB | 4コア | SSD100GB | 7.3円/時(3,969円/月) |
8GBプラン | 8GB | 6コア | SSD100GB | 14.6円/時(8,083円/月) |
16GBプラン | 16GB | 8コア | SSD100GB | 26.7円/時(15,730円/月) |
※【参考】プラン別の同時接続可能人数の目安
4GBプラン:~4人、8GBプラン:~8人、16GBプラン:~16人
具体的なサーバーの構築方法は、「ConoHa VPSでのサーバーの立て方」で紹介しておりますのでご覧ください。
ストレスなく安定したサーバー運用するなら「Xserver VPS」
おすすめのサーバー2つ目は「Xserver VPS」。
「Xserver VPS」がおすすめの理由は「サーバー操作・処理が早い」という点にあります。
サーバーを運用していると、サーバー(インスタンス)の起動・停止・バックアップ、ゲームサーバーの起動・停止、ソフトのインストール、ソフトのアップデートなど、様々な操作・処理を行うことが度々あります。これらの処理というものは、普段ご自身でPC操作を行っている時と比較して、より多くの処理時間がかかります。この時間はPCをお使いな方はわかると思いますが、管理者にとってかなりのストレスになります。それに対して、「Xserver VPS」はCPUの性能が良いことをうたっていることもあり、処理が早いです。私自身が運営しているRustサーバーも「Xserver VPS」で運用しているのですが、あまりストレスを感じることなく運用できておりますので、もし、処理に時間がかかるのが嫌だという方にはオススメのサーバーです。
以上が、「Xserver VPS」がおすすめの理由となります。個人的にはXserver VPSの方が運用を考えるとおすすめなのですが、「ConoHa VPS」と違い、月額支払いしかないため、少々初めてサーバーを運用する方にはハードルが高いと考えております。ですので、「ConoHa VPS」でサーバー運用をした際に、サーバー運用はこのまま続けていきたいけど、もう少し快適に運用したいと思ったのであれば、「Xserver VPS」を検討していただけるとよいかと思います。
プラン名 | メモリ | CPU | ストレージ | 料金 |
---|---|---|---|---|
2GBプラン | 2GB | 3コア | SSD50GB | 1,150円/月 |
4GBプラン | 4GB | 4コア | SSD100GB | 2,200円/月 |
8GBプラン | 8GB | 6コア | SSD100GB | 4,400円/月 |
16GBプラン | 16GB | 8コア | SSD100GB | 9,750円/月 |
※【参考】プラン別の同時接続可能人数の目安
4GBプラン:~4人、8GBプラン:~8人、16GBプラン:~16人
具体的なサーバーの構築方法は、「Xserver VPSでのサーバーの立て方」で紹介しておりますのでご覧ください。
サーバーの立て方
では具体的にサーバーの立て方を紹介していきます。
ConoHa VPSでのサーバーの立て方
①サーバー契約とサーバー(インスタンス)作成
過去に「ConoHa VPS」「ConoHa WING」「ConoHa for GAME」のいずれも契約したことのない方は「はじめての方」の項目を入力して「次へ」を押下しましょう。
既に「ConoHa VPS」「ConoHa WING」「ConoHa for GAME」のいずれかで契約したことがある方は、「会員アカウントをお持ちの方」からログインして、管理画面の「追加」を押下して、STEP6の作業に移りましょう。
選択できる支払方法は「クレジットカード」「ConoHaチャージ」「ConoHaカード」の3種類から選ぶことができます。
- 料金タイプ
-
サーバーが存在する時間分支払いたい場合は「時間課金」、常時稼働したい場合は「長期割引パス」を選択し、その下にある、プラン選択から必要なメモリー容量のスペックのものを選んでください。
※ゲーム別のオススメスペックについてはこちらにて紹介しておりますので参考にしてください。
- イメージタイプ
-
テンプレートを使用するか、しないかで選択すべき項目が変わります。
今回はテンプレートを使用しないので、「OS」タブを開き「Ubuntu」を選択してください。
- rootパスワード
-
サーバ接続してログインする際に必要なパスワード。ただサーバーを作ってマルチプレイするだけであれば、あまり利用する機会はないので、忘れないパスワードを気軽に設定ください。
- ネームタグ
-
サーバー(インスタンス)を識別する任意の名前を入力してください。
- オプション一覧
-
デフォルトの設定で問題ないですが、「接続許可ポート IPv6」に関しては、特に使用する予定がなければ、「すべて拒否」を選択しましょう。また、サーバーにSSH接続するという方に関しては、必要に応じて、「SSH Key」認証キーを作成しましょう。(セキュリティに関するものなので、SSH接続がわからないという方は、あまり気にする必要はないと思います。)
以上で、サーバーの申し込みは完了となり、サーバーも作成されます。
IPアドレスが表示されていますが、ゲームを接続する際に必要となるので、控えておきましょう。
マルチプレイ開始手順
ConoHa VPSにログインして管理画面を開いてください。
※管理画面の他のページを既に開いている場合は、画面左上の「ConoHa」アイコンを押下してください。
ログインを求められるので、「root」と入力して「Enter」キーを押下しましょう。
セキュリティの観点からパスワードを入力しても画面には表示されないので、慎重に入力を行いましょう。
Steamからサーバーをインストールするために、その操作ができるSteamCMDをインストールしましょう。
次の順番にコマンドを実行して、インストールしてください。
$ sudo dpkg --add-architecture i386
$ sudo add-apt-repository multiverse
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get dist-upgrade
$ sudo apt-get install steamcmd
コマンド処理を行っている中で、選択肢が表示されることがあるので、その時は次のように選択しましょう。
【sudo add-apt-repository multiverse処理中】
・下記記載で処理が止まったら「Enter」キーを押下して、処理を続行しましょう。
【sudo apt-get dist-upgrade処理中】
・下記記載で処理が止まったら「y」キー→「Enter」キーを順番に押下して処理を続行しましょう。
・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。
・下記が表示されたら、「Enter」キーを押下しましょう。
・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。
【sudo apt-get install steamcmd処理中】
・下記記載で処理が止まったら「y」キー→「Enter」キーを順番に押下して処理を続行しましょう。
・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。
・下記が表示されたら「上下」キーで「AGREE」を選択肢したあと、「Tab」キーで「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。
・下記が表示されたら、「OK」がすでにフォーカスされていると思うので、「Enter」キーを押下しましょう。
・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。
「libpulse0」をインストールしないとサーバー起動時にエラーが表示されるので、下記を実行しましょう。
$ sudo apt install -y libpulse0 libpulse-dev libatomic1 libc6
コマンド処理を行っている中で、選択肢が表示されることがあるので、その時は次のように選択しましょう。
・「OK」が選択されていることを確認して「Enter」キーを押下する
・「tab」を押下して「OK」が選択されたあと、「Enter」キーを押下する
サーバーアプリをインストールするので、それを格納するためのディレクトリ(フォルダ)を作成して、作成したディレクトリに移動します。
次の順番にコマンドを実行して、処理を実行しましょう。
$ mkdir /home/corekeeper_server
$ cd /home/corekeeper_server
※本記事ではディレクトリを「/home/corekeeper_serverにしておりますが、別の場所にインストールするのであれば、「/home/corekeeper_server」を自由に変更してください。
SteamCMDを開いてCore Keeperサーバーをインストールします。
次の順番にコマンドを実行して、インストールしましょう。
$ steamcmd +login anonymous +force_install_dir ./ +app_update 1963720 validate +exit
※1963720:Steam内で「Core Keeper」を識別するID
下記のサーバー起動コマンドを実行しましょう。
$ cd ~/Steam/steamapps/common/Core\ Keeper\ Dedicated\ Server/
$ sudo cp linux64/steamclient.so .
$ sudo ./_launch.sh
正常に起動すると、最後に下記ゲームID(Game ID)が表示されます。
この値はゲームからサーバーに接続する際に必要となるので、控えてください。
コマンド処理を行っている中で、選択肢が表示されることがあるので、その時は次のように選択しましょう。
・下記が表示されたら、「OK」が選択されていることを確認して「Enter」キーを押下する
・下記が表示されたら、「tab」キーを押下して「OK」が選択されたあと、「Enter」キーを押下する
・下記が表示されたら、「OK」が選択されていることを確認して「Enter」キーを押下する
・下記が表示されたら、「tab」キーを押下して「OK」が選択されたあと、「Enter」キーを押下する
ゲームが開始できれば、サーバーに接続できたことになるので、他のメンバーにもゲームIDを共有して、マルチプレイを開始しましょう!
Xserver VPSでのサーバーの立て方
サーバー契約とサーバー(インスタンス)作成
「今すぐお申し込み」を押下してサーバーの申し込みを開始しましょう。
既にアカウントを持っているかどうか確認されるので、「すぐにスタート!新規お申込み」を押下しましょう。
お客様情報を入力して、画面下部の「次へ進む」を押下しましょう。
※「インフォメーションメール」の配信は、デフォルトで「希望する」にチェックが入っていますが、不要であれば、チェックを外しましょう。
お客様情報で入力したメルアドレスに、認証コードが送信されているので、その値を入力して「次へ進む」を押下しましょう。
入力したお客様情報が表示されるので、正しいことを確認して「SMS・電話認証へ進む」を押下しましょう。
お客様情報で入力した電話番号が正しいか確認するために、認証を行います。
1で電話番号が正しいことを確認の上、認証方法を下記の中から選び「認証コードを取得する」を押下しましょう。
- テキストメッセージで取得(SMS)
- 自動音声通話で取得
※今回は「テキストメッセージで取得(SMS)」での認証を行います
すると、指定した電話番号宛てにSMSメッセージが送信されるので、それをに入力して「認証してサーバー申し込みに進む」を押下しましょう。
作成するサーバーの設定内容を入力しましょう。
まずは、「VPSのお申し込み」タブを開きます。
次に、下記に各項目の説明をしますので、こちらを参考に入力してください。
入力がすべて終わりましたら、「お申し込み内容を確認する」を押下して次に進みましょう。
- サーバー名
-
サーバーを識別する名前。ご自身で任意の名前を入力してください。
- プラン
-
作成するサーバーのスペックからプランを選択してください。
こちらは同時接続人数によって、最適なプランが変わりますので、下記を参考にプランを選んでみてください。(もし重くて動作しないなどありましたら、すぐにプラン変更も可能なので、気軽に選んでみてください。)
4人以下 5~8人 9~16人 2GB 4GB 8GB プレイに必要なメモリ容量の目安 - サーバーの契約期間
-
契約期間を選択してください。
契約期間が長いほど、月額費用が安くなりますが、その代わり、契約期間内に契約終了できません。
※デフォルトで期間最長の「12ヶ月」が選択されているので、変更し忘れにはご注意ください。
- イメージタイプ
-
サーバー作成時にインストールしておくソフトウェアを選択します。
今回は「Ubuntu」を選択してください。
- rootパスワード
-
コンソール画面を使用するときに最初「root」アカウントでログインします。
この「root」アカウントに設定するパスワードを、任意で指定してください。
- SSH Key
-
SSH接続をする方は、こちらを設定してください。セキュリティを高めるものなので、可能であれば指定した方が良いですが、必須ということではないので、指定しなくても大丈夫です。
- 「Xserver VPS利用規約」に同意する
-
利用規約を読んで問題がなければチェックを入れましょう。
作成するサーバーの設定内容が表示されるので、内容を確認して、問題なければ「お支払いへ進む」を押下してください。
お支払い方法を下記から選択して「決済画面へ進む」を押下してください。
- クレジットカード
- 翌月後払い(コンビニ銀行)
今回は「クレジットカード」を選択した場合で手順を紹介します。
クレジットカード情報を入力して「設定画面へ進む」を押下してください。
指定した支払い方法が表示されるので、確認し問題なければ「支払いをする」を押下してください。
下記画面画面が表示されれば、支払いが完了してサーバーの作成も開始されます。
マルチプレイ開始手順
Xserver VPSにログインして管理画面に入り、「VPS管理」を表示しましょう。
設定したいサーバーの「VPS管理」を押下してサーバーの詳細画面を表示しましょう。
画面右上の「コンソール」をクリックしてください。
コンソール画面が開くと、ログインを指示されるので、下記手順でログインを実施してください。
- loginに「root」を入力して「Enter」キーを押下する
- Passwordにサーバー作成時に設定した「コンソールログインパスワード」を入力して「Enter」キーを押下する
Steamからサーバーをインストールするために、その操作ができるSteamCMDをインストールしましょう。
次の順番にコマンドを実行して、インストールしてください。
$ sudo dpkg --add-architecture i386
$ sudo add-apt-repository multiverse
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get dist-upgrade
$ sudo apt-get install steamcmd
コマンド処理を行っている中で、選択肢が表示されることがあるので、その時は次のように選択しましょう。
【sudo add-apt-repository multiverse処理中】
・下記記載で処理が止まったら「Enter」キーを押下して、処理を続行しましょう。
【sudo apt-get dist-upgrade処理中】
・下記記載で処理が止まったら「y」キー→「Enter」キーを順番に押下して処理を続行しましょう。
・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。
・下記が表示されたら、「Enter」キーを押下しましょう。
・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。
【sudo apt-get install steamcmd処理中】
・下記記載で処理が止まったら「y」キー→「Enter」キーを順番に押下して処理を続行しましょう。
・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。
・下記が表示されたら「上下」キーで「AGREE」を選択肢したあと、「Tab」キーで「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。
・下記が表示されたら、「OK」がすでにフォーカスされていると思うので、「Enter」キーを押下しましょう。
・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。
「libpulse0」をインストールしないとサーバー起動時にエラーが表示されるので、下記を実行しましょう。
$ sudo apt install -y libpulse0 libpulse-dev libatomic1 libc6
コマンド処理を行っている中で、選択肢が表示されることがあるので、その時は次のように選択しましょう。
・「OK」が選択されていることを確認して「Enter」キーを押下する
・「tab」を押下して「OK」が選択されたあと、「Enter」キーを押下する
サーバーアプリをインストールするので、それを格納するためのディレクトリ(フォルダ)を作成して、作成したディレクトリに移動します。
次の順番にコマンドを実行して、処理を実行しましょう。
$ mkdir /home/corekeeper_server
$ cd /home/corekeeper_server
※本記事ではディレクトリを「/home/corekeeper_server」にしておりますが、別の場所にインストールするのであれば、「/home/corekeeper_server」を自由に変更してください。
SteamCMDを開いてCore Keeperサーバーをインストールします。
次の順番にコマンドを実行して、インストールしましょう。
$ steamcmd +login anonymous +force_install_dir ./ +app_update 1963720 validate +exit
※1963720:Steam内で「Core Keeper」を識別するID
下記のサーバー起動コマンドを実行しましょう。
$ cd ~/Steam/steamapps/common/Core Keeper Dedicated Server/
$ sudo cp linux64/steamclient.so .
$ sudo ./_launch.sh
正常に起動すると、最後に下記ゲームID(Game ID)が表示されます。
この値はゲームからサーバーに接続する際に必要となるので、控えてください。
コマンド処理を行っている中で、選択肢が表示されることがあるので、その時は次のように選択しましょう。
・下記が表示されたら、「OK」が選択されていることを確認して「Enter」キーを押下する
・下記が表示されたら、「tab」キーを押下して「OK」が選択されたあと、「Enter」キーを押下する
・下記が表示されたら、「OK」が選択されていることを確認して「Enter」キーを押下する
・下記が表示されたら、「tab」キーを押下して「OK」が選択されたあと、「Enter」キーを押下する
ゲームが開始できれば、サーバーに接続できたことになるので、他のメンバーにもゲームIDを共有して、マルチプレイを開始しましょう!
よく使うコマンドを紹介
サーバー操作をコンソール上で操作するため、よく使うコマンド・操作を紹介します。
困ったときはこちらを参考に操作していただければと思います。
サーバーを起動する・停止する(コマンド実行中のみ稼働)
〇サーバーを起動する
$ cd ~/Steam/steamapps/common/7 Days to Die Dedicated Server/
$ sudo ./_launch.sh
〇サーバーを停止する
「ctrl」+「z」を押下してサーバーを停止してください。