
FiveMに拡張機能をいろいろ入れていきたいな~
FiveMに外部機能を取り込む場合は、ファイルをダウンロードしてサーバー内に配置する必要があります。
本記事ではこの手順を紹介します。


さくる
ゲーム好きのシステムエンジニア。
ゲームサーバー用レンタルサーバーの運用方法について発信中。
・レンタルサーバーを使った様々なゲームのマルチプレイ設定経験あり
・3ブログを運営中
・ゲーム実況チャンネル運用経験あり
・上級ウェブ解析士・SNSマネージャーなど20種類以上の資格保持者
今回の目標
ご自身で運用しているFiveMサーバーに外部から取得した機能を反映させることを目標とします。
今回は、1つの例として「マップを航空写真風にする」機能を導入してみましょう。




事前準備
本手順を行う前に事前準備をしましょう。
・FiveM/QBCoreのサーバーを構築してゲームに接続できるようになっていること
※まだの方は下記をご覧ください


具体的な手順
具体的な手順を説明します。
まずは取り込みたい拡張機能のスクリプトファイルを取得しましょう。
(今回はGithubからの機能取り込みを前提としております。)
①拡張機能のダウンロードサイトに遷移する
今回は下記から取得します。
②「Code」>「Download ZIP」を押下してzipファイルをダウンロードする


③ダウンロードファイルを解凍する


取得したスクリプトファイルをサーバー内の所定の場所に配置しましょう。
①各サーバーのファイルマネージャーを開く
ファイルの転送にはWinSCPを使用すると簡単なので、下記を参考にダウンロードしてみてください。


②リソースファイルを保持しているディレクトリに遷移する
各サーバーによってパスが違うのでご使用のサーバーに合わせてディレクトリを開きましょう。
・XserverVPS(FiveMテンプレート使用)の場合
→/home/fivem/server/txData/QBCore_71EB2A.base>resources
・ConoHa for Game(FiveMテンプレート使用)の場合
→/opt/fivem/fivem_server/txData/QBCore>resources
③外部スクリプトをまとめるディレクトリを任意の名前で作成しましょう。
今回は「[script]」という名前でディレクトリを作成してみました。


④権限を変更する
ディレクトリの所有者を変更してディレクトリにアクセスできるようにしましょう。
作成したディレクトリを右クリックして「プロパティ」を選択。
開いたプロパティの所有者・グループを「fivem[1000]」を選択して「OK」を押下してください。


⑤設定ファイルを変更して作成したディレクトリが読み込まれるように変更する
「QBCore_71EB2A.base」や「QBCore」ディレクトリ直下の「server.cfg」を修正しましょう。
修正内容は、「# QBCore & Extra stuff」の塊の最後に下記を追加しましょう。
ensure {ディレクトリ名}
※ディレクトリの名前が「[script]」の場合は「ensure [script]」となります。
⑥スクリプトをアップロードする
作成したディレクトリ内にスクリプトをアップロードしましょう。
今回の例では「oulsen_satmap-main」>「oulsen_satmap」を配置してください。


アップロードは完了したのでスクリプトが読み込まれるようにtxAdmin左下に表示されている再起動アイコンを押下して、サーバーを再起動しましょう。


FiveMサーバーに再度接続してゲームを再起動すると、スクリプトが反映されて、マップが航空写真のようになります。


本手順はさまざまな機能拡張で使用するので覚えておきましょう
以上が、外部機能(スクリプト)の反映手順となります。
FiveMには様々な方がスクリプトを作成して公開しておりますし、ご自身でも作成が可能です。
FiveMを拡張するためには必須な手順なので、ブックマークするか手順を覚えて、いつでも実施できるようにしましょう。




