ConoHa VPS × Rust マルチプレイ設定方法(Ubuntu使用)

「ConoHa VPS」でRustを開始するための設定方法を紹介します。

目次

前提条件

本記事で紹介する手順について、事前条件があります。もし該当しない方は、準備をしましょう。

  • 「Ubuntu」インストール済みの「ConoHa VPS」サーバーを作成済みであること
  • Steam版ゲームソフト「Rust」を所持していること

もし、まだもしサーバーを契約していないという方であれば、下記で手順を紹介しているので、契約を進めていただいた後に、本記事をお読みいただければと思います。

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※あくまで参考なので、契約はご自身の責任のもと契約をよろしくお願いします。

マルチプレイ設定手順

早速ですが、マルチプレイ設定の手順を紹介します。

今回は「Rust」のテンプレートを使用しない前提なので、サーバーの設定が必要となるため、次の作業を行います。

  1. サーバーのIPアドレスを取得する
  2. マルチプレイ用のサーバー設定を行う
  3. 「Rust」ゲーム内からIPアドレスに接続してゲームを開始する

これらの具体的な手順は次の通りとなります。

【手順1】サーバーのIPアドレスを取得する

まずは、ゲームからサーバーに接続するときに必要なIPアドレスを取得しましょう

STEP
ConohaVPSにログインする

管理画面の他のページを既に開いている場合は、画面左上の「ConoHa」をクリックしてください。

STEP
「詳細情報」を押下する

管理画面の他のページを既に開いている場合は、画面左上の「ConoHa」をクリックしてください。

STEP
サーバー名の横に記載されているIPアドレスをコピーする

【手順2】マルチプレイ用のサーバー設定を行う

STEP
ConohaVPSにログインする

管理画面の他のページを既に開いている場合は、画面左上の「ConoHa」をクリックしてください。

STEP
「コンソール」を押下してコンソール画面を開く

管理画面の他のページを既に開いている場合は、画面左上の「ConoHa」をクリックしてください。

STEP
「root」を入力して「Enter」キーを押下する

ログインを求められるので、「root」と入力して「Enter」キーを押下しましょう。

STEP
サーバー作成に設定した「root パスワード」を入力して「Enter」キーを押下する

セキュリティの観点からパスワードを入力しても画面には表示されないので、慎重に入力を行いましょう。

STEP
SteamCMDをインストールする

Steamからサーバーをインストールするために、その操作ができるSteamCMDをインストールしましょう。

次の順番にコマンドを実行して、インストールしてください。

$ sudo dpkg --add-architecture i386
$ sudo add-apt-repository multiverse
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get dist-upgrade
$ sudo apt-get install steamcmd
コマンド実行中の注意点

コマンド処理を行っている中で、選択肢が表示されることがあるので、その時は次のように選択しましょう。

【sudo add-apt-repository multiverse処理中】

・下記記載で処理が止まったら「Enter」キーを押下して、処理を続行しましょう。

【sudo apt-get dist-upgrade処理中】

・下記記載で処理が止まったら「y」キー→「Enter」キーを順番に押下して処理を続行しましょう。

・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。

・下記が表示されたら、「Enter」キーを押下しましょう。

・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。

【sudo apt-get install steamcmd処理中】

・下記記載で処理が止まったら「y」キー→「Enter」キーを順番に押下して処理を続行しましょう。

・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。

・下記が表示されたら「上下」キーで「AGREE」を選択肢したあと、「Tab」キーで「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。

・下記が表示されたら、「OK」がすでにフォーカスされていると思うので、「Enter」キーを押下しましょう。

・下記が表示されたら、「Tab」キーを押下して「OK」をフォーカスさせて「Enter」キーを押下しましょう。

STEP
「libpulse0」パッケージをインストールする

「libpulse0」をインストールしないとサーバー起動時にエラーが表示されるので、下記を実行しましょう。

$ sudo apt install -y libpulse0 libpulse-dev libatomic1 libc6
コマンド実行時の注意点

コマンド処理を行っている中で、選択肢が表示されることがあるので、その時は次のように選択しましょう。

・「OK」が選択されていることを確認して「Enter」キーを押下する

・「tab」を押下して「OK」が選択されたあと、「Enter」キーを押下する

STEP
サーバーアプリをインストールするディレクトリの作成と移動

サーバーアプリをインストールするので、それを格納するためのディレクトリ(フォルダ)を作成して、作成したディレクトリに移動します。

次の順番にコマンドを実行して、処理を実行しましょう。

$ mkdir /home/rust_server
$ cd /home/rust_server

※本記事ではディレクトリを「/home/rust_serverにしておりますが、別の場所にインストールするのであれば、「/home/rust_server」を自由に変更してください。

STEP
Rustサーバーアプリをインストールする

SteamCMDを開いてRustサーバーをインストールします。

次の順番にコマンドを実行して、インストールしましょう。

$ steamcmd +login anonymous +force_install_dir ./  +app_update 258550 validate +exit

※258550:Steam内で「Rust」を識別するID

STEP
ゲームから接続するためにポートを開放する

ゲームから接続するためのポートを開放します。

$ sudo ufw allow 28015:28016/tcp
$ sudo ufw allow 28015:28016/udp
$ sudo ufw allow 28082/tcp
$ sudo ufw reload

※「$ sudo ufw status」を実行すると現在のポート設定を確認できます。

STEP
サーバーを起動コマンドを実行しましょう

下記のサーバー起動コマンドを実行しましょう。

$ cd ~/Steam/steamapps/common/rust_dedicated/
$ ./RustDedicated

サーバーの起動には最大30分ほどかかる可能性があるので、コンソール上に下記のようなログが出力されるまで待ちましょう。

※「ctl」+「z」を押下すると、サーバーを停止させることができます。

【手順3】「Rust」ゲーム内からサーバーに接続してゲームを開始する

実際にゲームからサーバーに接続してマルチプレイを開始しましょう。

STEP
「Rust」を起動する
STEP
タイトル画面で「F1」キーを押下してコンソール画面を表示する
STEP
コマンドを実行してサーバーに接続する

下記のようにコマンドを作成します。

client.connect {IPアドレス}:28015

※{IPアドレス}は【手順1】で取得したIPアドレスを入力する

コマンドを作成したら、下記のようにコンソール画面にコピペして「Enter」キーを押下してください。

STEP
ゲームが開始できればマルチプレイの設定はすべて完了です

少々接続に時間がかかることがありますがそのまま放置して、ゲームが開始できれば、無事サーバーに接続できているので、他のメンバーにSTEP3で作成したコマンドを共有して、マルチプレイを開始しましょう!

よく使うコマンドを紹介

サーバー操作をコンソール上で操作するため、よく使うコマンド・操作を紹介します。

困ったときはこちらを参考に操作していただければと思います。

サーバーを起動する・停止する(コマンド実行中のみ稼働)

〇サーバーを起動する

$ cd ~/Steam/steamapps/common/rust_dedicated/
$ ./RustDedicated

〇サーバーを停止する

「ctrl」+「z」を押下してサーバーを停止してください。

サーバーを起動する・停止する(バックグラウンドで稼働)

〇サーバーを起動する

$ cd ~/Steam/steamapps/common/rust_dedicated/
$ nohup ./RustDedicated &

※コンソール上の表示が止まったら、「Enter」キーを押すとバックグラウンドでサーバーを稼働させている状態で、他のコマンドを打つことが可能となる。

〇サーバーを停止する

裏で動作しているプロセスを削除することでサーバーを停止させます。

ですので、まずは下記「ps」コマンドを実行して現在実行中のプロセスを確認します。

$ ps

実行結果が表示されたらCMD欄が「RustDedicated」となっている行の「PID」をコピーしてください(メモしておく。)

後は、下記のように「kill」コマンドを使ってプロセスを削除しましょう。

$ kill {メモしたPID}

※「kill」コマンド実行後「ps」コマンドを実行、「RustDedicated」のプロセスが無くなっていればOKです

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この記事を書いた人

ゲーム好きのシステムエンジニア
・レンタルサーバーを使った様々なゲームのマルチプレイ設定経験あり
・ゲーム実況チャンネル運用経験あり
・上級ウェブ解析士・SNSマネージャーなど20種類以上の資格保持者

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