ConoHa VPSを使って構築したRustサーバー(テンプレートあり)にプラグイン「Oxide」の導入方法を紹介します。
プラグイン「Oxide」を導入することで、Rustに様々なプラグインを導入することができるので、Rustに一味違ったカスタマイズを使ってプレイしたいという方はまず、この作業を行いましょう。
※紹介するのは2023/06/17時点で動作確認済みの手順となります
導入方法
Oxideを導入するための処理がまとまったshファイルを自身のPCにダウンロードしましょう。
①こちらのgithubにアクセスする
②「rust-update_conoha.zip」を押下してzipファイルをダウンロードする
③「rust-update_conoha.zip」を解凍して「rust-update.sh」を取得する
※もし急ぎでやりたいのであれば、あまり推奨はできませんが、STEP1・STEP2を飛ばして、STEP3実施後に下記コマンドを実行してください。
$ sudo apt install unzip
$ cd /opt/rust_server/
$ curl -LO https://github.com/rustmserver/Rust-Updater-with-Oxide/releases/download/0.0.1/rust-update_conoha.zip
$ unzip -o rust-update_conoha.zip
STEP1で「rust-update.sh」ファイルを取得したものの、これをサーバーに置かなければ処理ができないので、WinSCPなどを用いて、「rust-update.sh」を「/opt/rust_server」に転送しましょう。
※WinSCPを使った転送方法はこちらをご覧ください
ConoHa for GAMEで運用しているRustサーバーのコンソール画面を表示しましょう。
①ConoHa for GAMEにログインして管理画面を開く
②「コンソール」を押下して、コンソール画面を開く
③「root」アカウントでログインする
- loginに「root」を入力して「Enter」キーを押下する
- Passwordにサーバー作成時に設定した「rootパスワード」を入力して「Enter」キーを押下する
サーバー起動時処理を修正してきます。
①下記を実行して、サーバー実行処理を開く
$ cd /opt/rust_server
$ systemctl edit --full rust-server.service
②「ExecStartPre」の前に「#」を追記する
「#」を付けることでその行の処理がコメント(メモ)扱いになるため、処理が実行されなくなります。
③「ctrl」+「X」で保存+ファイルを閉じる
④下記を実行して、変更した設定ファイルを再読み込みする
$ systemctl daemon-reload
※この処理を行うことにより自動サーバーアップデートが動作しなくなるため、今後は下記コマンドを実行して手動アップデートを実行するようにしましょう。
$ steamcmd +login anonymous +force_install_dir /opt/rust_server +app_update 258550 validate +quit
STEP2で転送した「sh」ファイルを実行して、Oxideをご自身のRustサーバーに導入します。
①下記コマンドを実行してインストールを開始する
$ cd /opt/rust_server
$ bash rust-update.sh
※下記の質問がされるので「y」を入力して「Enter」キーを押下して処理を継続してください
すると、サーバー停止して、Oxideをインストールした後、サーバー起動が行われます。
②下記が表示されると、導入してサーバーの起動が完了となるので、コンソールを閉じてOK
「Managed」フォルダを自身のPCにダウンロードしましょう。
①uModにアクセスする
②「Linux build」の右端にある「Download」を押下してzipファイルをダウンロードする
③「Oxide.Rust-linux.zip」を解凍する(「Managed」フォルダが入っているはずです。)
STEP1で「Managed」フォルダを取得したものの、これをサーバーに置かなければ処理ができないので、WinSCPなどを用いて、「Managed」を「/opt/rust_server/RustDedicated_Data」に転送しましょう。(すでに「Managed」フォルダは存在するので、上書きでOKです。)
※WinSCPを使った転送方法はこちらをご覧ください
以上で「Oxide」の導入作業は完了となります。
もし、Oxideが問題なくインストールされているのかを確認するのであれば、コンソールを開いて下記を実行しましょう。
$ cd /opt/rust_server/
$ ll
これを実行すると「/home/steam/rust_server/」にあるファイル・フォルダ一覧が表示されます。
一覧の中に「oxide」フォルダの表示があれば、問題なく導入できていることがわかります。
プラグインの紹介
「Oxide」を導入したことで、Rustにプラグインを入れる準備が整いました。
下記にておすすめのプラグインを紹介しますので、興味のあるプラグインがありましたら、ぜひお試しください。
パスワード認証導入プラグイン
Rustを身内だけ、もしくは管理者が許可したユーザーだけでプレイしたいことがあるかと思います。
そんな時にオススメなのが、パスワード認証を導入できるプラグインです。
Rustにはログイン時にパスワード認証を導入する機能がデフォルトで用意されていないので、興味のある方はぜひご検討ください。
コメント
コメント一覧 (2件)
winscpの使い方がわかりません。
質問いただきありがとうございます。
取り急ぎ簡単ではありますが、WinSCPのインストール方法と簡単な転送手順をまとめましたので、ご覧いただけますと幸いです。
https://server.sakuru-games.com/how-to-forward-to-server-with-winscp/