
デフォルトマップでは物足りない…。。もっと面白いマップを作りたい!
Rustのサーバーを立てる際にこのように思ったことがないですか?
たしかに、Rustのマップはシード値を指定することでランダムなマップを作成することができます。
もし、単純に自分自身もプレイヤーとして遊ぶのであれば、それでも良いかもしれません。
しかし、サーバー運営をするとなると、施設の量や配置など、細かい部分をカスタマイズしたいと考えることがあるはず。
そこでお勧めなのが、「RustEdit」というツールです。
これを使うことで、ご自身の好きなようにマップを編集することができるようになります。
あなたの思いに沿った完全オリジナルマップを作りたいという方は、ぜひご覧ください。
完全オリジナルマップを作るなら自身で作成するのがおすすめ
カスタムマップはダウンロード可能だが有料のものが多い
実は自身でマップを作成しなくても、他の方が作ったオリジナルマップ(カスタムマップ)は提供されています。
もちろんオリジナルマップなので、シード値で作成したランダムマップとは違い、ゲームバランスや景観など統一性のあるものがあります。
しかし、これらのマップの多くは販売されているものが多いというデメリットがあります。
サーバー運用となると、それだけで毎月数千円の費用が掛かってしまうため、可能であれば費用を抑えたいですよね。
自身で作成すれば完全オリジナルのものを無料で作成することが可能
他の方が作成したカスタムマップを使用する以外にも、自身でカスタマイズしてオリジナルマップを作成することができます。
この方法の場合は、マップ作成ツールも無料のため、費用をかけずにお好きなマップを作成できるというメリットがあります。
しかし、ご自身で作成が必要となる分、労力はかかりますが、運営者にとってオリジナルマップを使うことで、運営がしやすくなったり、利用者に最適なものを提供することができるようになります。
事前準備
紹介する導入方法には、前提条件があります。これに該当しないと、正しく動作しませんので、導入する前に条件を満たしているか、必ず確認しましょう。
1.Xserver VPSでRustのゲームサーバーを構築し、マルチプレイ設定が完了していること
※Xserver VPSを借りて構築してみたいという方はこちらをご覧ください
具体的な手順
マップを作成・カスタマイズできるソフト「Rust Edit」をインストールしましょう。
①下記URLを開く
②「Editor Download」を押下する


③「RustEdit Launcher」を押下する


④「Download」を押下する
「RustEditLauncher.exe」がダウンロードされます。


⑤「RustEditLauncher.exe」を開く


⑥ダイアログを順番に進めてインストールする


RustEditを使ってマップを作成しましょう。
①STEP1でインストールしたRustEditのランチャーを開く
特に指定をしていなければ、「C:\Program Files (x86)\RustEdit」にあると思います。


②「Play」を押下する


③「Select」を押下してRustのディレクトリを選択する


※ディレクトリの場所は「Steam」のライブラリから「歯車マーク」>「管理」>「ローカルファイルを閲覧」を押下することで確認できます。


④「Creative New」を押下する
「Load Map」で既存のMapを読み込むことも可能ですが、今回は新しくマップを作成します。


⑤マップ作成のベースとなる条件を指定した後「Create」を押下する


設定名 | 説明 |
---|---|
Map Size | マップの広さを指定 |
Ground Height | 地面の高さを指定 |
⑥ロードが終わると下記のような海面のマップが表示される


⑦「Tools」>「Procedural Tools」>「Native」>「All」を選択し、ダイアログの「Confirm」を押下する
自動的にマップが生成されます。




⑧ロードが完了すると、ランダム生成されたマップが表示される


⑨好きなようにマップをカスタマイズする
具体的な編集方法については別の記事で紹介します。
⑩マップのカスタマイズが完了したら、「File」>「Save」を押下して保存する
実施するとPC内に「.map」ファイルが保存されます。


①下記からdropboxで会員登録してログインする
②「アップロード」>「ファイル」を選択してSTEP2で取得した「.map」ファイルを選択する


③「リンクをコピー」でアップロードファイルのURLをコピーする


④レンタルサーバーのコンソール画面を開く
⑤下記コマンドを実行してrustサーバー起動時に処理されるファイルを開く
$ systemctl edit --full rust-server.service
⑥マップ情報を修正する
ファイル内の下記の赤い部分を修正してください。


【修正内容】
行の末尾に下記を追記してください。
+serverr.level "Procedural Map" +server.levelurl "{アップロードファイルのURL}"
- アップロードファイルのURL
-
③で取得したURLを入力してください。ただし、必ずURL最後の「dl=0」を「dl=1」に変更してください
⑦変更を反映させるためにサーバーを再起動する
カスタマイズ操作
カメラワーク(移動)
W | 前に進む |
A | 左に進む |
S | 後ろに下がる |
D | 右に進む |
space | 視点の高さを上げる |
C | 視点の高さを下げる |
右クリック+マウス移動 | 視点移動 |
マウススクロール | ズームイン・ズームアウト |
一般操作
G | マップを開く(具体的な操作はマップ操作をご覧ください。) |
F12 | スクリーンキャプチャを撮る |
Ctrl+Z | 元に戻す |
Ctrl+Y | 「元に戻す」を元に戻す |
Ctrl+Shift+S | マップの保存(「File」>「Save」と同じ) |
Ctrl+Alt+S | 名前を付けて保存(「File」>「Save As」と同じ) |
マップ操作


G | マップを開く(↓は開いた後の操作) |
Tunnel Overlay | 地下鉄の表示/非表示切替 |
Show Monuments | モニュメント名の表示/非表示切替 |
Show Grid | グリッドの表示/非表示切替 |
Map Options | マップオプションの表示(バイオームの色変更など可能) |