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【ConoHa for GAME】Rustのプライベートワールドにパスワード認証を付ける方法

自分が作ったゲームサーバーにプレイヤーが入る時パスワード認証させたいということはありませんか?

パスワード設定することで管理者、もしくは、参加者から招待した人のみに参加者を絞ることだできます。

特にオープンワールドゲームの場合、デフォルトで、作成したワールドはオンラインで公開されてしまうこともあるので、その重要度は高くなることもしばしば…。。

しかし、人気オープンワールドゲームの1つ「Rust」には、デフォルトではそのような機能は用意されておらず・・・

実現するためにはプラグインを使って、各自で設定する必要があります。

本記事では、このプラグインを使ったRustワールド参加者にパスワード認証してもらうための実装方法を紹介します。

目次

Rustのワールドログイン時にパスワードを付ける方法

では早速、パスワード認証の実現方法を紹介します。手順は事前条件と導入方法に分かれていますので、順番に読みすすめていってください。

前提条件

紹介する導入方法には、前提条件があります。これに該当しないと、正しく動作しませんので、導入する前に条件を満たしているか、必ず確認しましょう。

1.ConoHa for GAMEでRustのゲームサーバーを構築し、マルチプレイ設定が完了していること
 ※ConoHa for GAMEを借りて構築してみたいという方はこちらをご覧ください
2.Rustにプラグインを入れるためのプラグイン「Oxide」を導入済みであること
 ※まだ導入していないという方はこちらをご覧ください

設定手順

STEP
パスワードプラグインのcsファイルを取得する

下記手順に沿って、Oxideのインストールに必要なzipファイルを取得しましょう。

具体的な手順

umodを開く

②画面右上の「Download」を押下して「Password.cs」ファイルをダウンロードしてください。

STEP
ゲームサーバーにSTEP1のcsファイルを転送する

STEP1で「Password.cs」ファイルを取得したものの、これをサーバーに置かなければプラグインの処理が実行されないので、WinSCPなどを用いて、「Password.cs」をゲームサーバーフォルダ内の「/oxide/plugins」に転送しましょう。

※ゲームサーバーフォルダの場所はご自身の設定やレンタルサーバーで違います
 ・「ConoHa for GAME」の場合…「/opt/rust_server」
※WinSCPを使った転送方法はこちらをご覧ください

STEP
ゲームサーバーを再起動する

「Password.cs」を配置しただけではプラグインは動作しません。サーバーを起動するときにプラグインは読み込まれるので、一度ゲームサーバーを再起動しましょう。

具体的な手順

①ConoHa for GAMEにログインして管理画面を開く

②「再起動」を押下してゲームサーバーを再起動する

STEP
コンソール画面を開く

STEP3までの操作で、プラグインは実行された状態となります。しかし、今の状態では、パスワードや再試行できる回数などの設定が初期値のままとなっています。STEP3の処理でプラグインが動作したことにより、設定ファイルが生成されているはずなので、そのカスタマイズをするために、コンソール画面を開きましょう。

具体的な手順

①ConoHa for GAMEにログインして管理画面を開く

②「コンソール」を押下して、コンソール画面を開く

③「root」アカウントでログインする

  1. loginに「root」を入力して「Enter」キーを押下する
  2. Passwordにサーバー作成時に設定した「rootパスワード」を入力して「Enter」キーを押下する
STEP
設定ファイルをカスタマイズする

実際に設定ファイルをご自身の好きなようにカスタマイズしましょう。

具体的な手順

①プラグインの設定ファイルを開く

sudo vi /opt/rust_server/oxide/config/Password.json

②「i」キーを押下して編集モードに変更する

③下記を参考に好きなようにカスタマイズする
※各行が「”項目”:”値”」という記載になっているので、値の部分をご自身で変更してください
※特にこだわりがなければ最初の4項目(「Sever password」「Maxium password attempts」「”Grace period (seconds)」「Always check for password on join」)をカスタマイズするだけで良いと思いま

{
  "Server password": "umod",
  "Maxium password attempts": 3,
  "Grace period (seconds)": 60,
  "Always check for password on join": true,
  "Ask for password in chat": true,
  "Check for password in names": true,
  "Freeze unauthorized players": true,
  "Mute unauthorized players": true
}
Server password

サーバーのパスワードを任意の値に変更する(デフォルトは「umod」)

Maxium password attempts

パスワード入力の最大試行回数を変更する(デフォルトは「3」回)

Grace period (seconds)

パスワード入力の猶予時間を変更する(デフォルトは「60」秒)
ログインできないままこの時間を経過すると、強制ログアウトさせられる。

Always check for password on join

参加時に毎回パスワードを確認するか否かを選択する(デフォルトは「true」(毎回確認しない))

Ask for password in chat

チャットでパスワードを訪ねるか否かを選択する(デフォルトは「true」)

Check for password in names

名前のパスワードをチェックするか否かを選択する(デフォルトは「true」)

Freeze unauthorized players

権限のないプレイヤーを凍結するか否かを選択する(デフォルトは「true」)

Mute unauthorized players

権限のないプレイヤーをミュートするか否かを選択する(デフォルトは「true」)

④「esc」キーを押下して編集モードを終了する

⑤「:wq」入力後「Enter」キーを押下して上書き保存して閉じる

※もし②~⑤で変な操作をしてしまったら、次の操作をしたあと②からやり直していください。
 ①’「esc」キーを押下しても編集モードを終了する
 ②’「:q!」入力後「Enter」キーを押下して上書き保存せず閉じる

STEP
サーバーを再起動する

サーバーを再起動しましょう。
これで設定ファイルが読み込まれるので、設定は完了となります。

動作確認方法

設定は終わったので、問題なくパスワード認証が動作しているか確認しましょう。

STEP
サーバーのIPアドレスを確認する
具体的な手順

①ConoHa for GAMEにログインして管理画面を開く

サーバー名横のIPアドレスを控える

③「クリップボードのコピー」を押下してIPアドレスを控える

STEP
Rustを開きワールドに入る

Rustゲーム本体からゲームサーバーに接続してワールドにログインしましょう。

具体的な手順

①Rustを起動する

②タイトル画面で「F1」キーを押下してコンソール画面を表示する

③下記のようにコマンドを入力後、「Enter」キーを押下して接続処理を実行する

client.connect {Server IP Address}

※{Server IP Address}の部分には、「【手順1】サーバーのIPアドレスを取得する」のSTEP6で取得したIPアドレスを入力する

下記のように処理が実行されるので、実行が完了するまで待ちましょう。(再起動直後に実施した場合、「Disconnect」が表示される可能性があるので、少々時間を空けてからもう一度コマンドを実行しましょう。)

④下記ロード画面が表示されればサーバー接続完了

ロードが完了すれば、ゲーム開始となります。

STEP
パスワード認証する

ログインできたので、実際にパスワード認証してみましょう。

具体的な手順

①ゲーム中の画面で「Enter」キーを押下してチャットを表示する

ゲームを開始できても移動ができなくなっているはず。「Enter」キーを押下してチャットを開きましょう。

※チャットを表示すると、下記のようなパスワード認証を促すコメントがログに表示されているはずです

②パスワード認証を試行する

チャット入力欄に下記コマンドを入力して送信しましょう。

password {パスワード}

※「パスワード」にはプラグインの設定ファイルの「Server password」に設定した値を入力する

③「Server password accepted,welcome」が表示されれば認証完了

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この記事を書いた人

ゲーム好きのシステムエンジニア
・レンタルサーバーを使った様々なゲームのマルチプレイ設定経験あり
・ゲーム実況チャンネル運用経験あり
・上級ウェブ解析士・SNSマネージャーなど20種類以上の資格保持者

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